近所のGEOにないから遠くのTSUTAYAまで借りに行ったよシリーズ その14
UFOモノでジリアン・アンダーソン出してくるとか!
そんなの完全にX-ファイルじゃんか最高じゃんか!
うぉーーー!!
スカリーーー!!
という事で、X-ファイルに青春を捧げた男としてはこれは無視出来ない。
2017年10月17日。シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港で、従業員を含む大勢の利用客が謎の飛行物体を目撃する。FBIは飛行物体の正体をドローンとして発表したが、数理科学学を専攻するデレク(アレックス・シャープ)はUFOであるという仮説に取り憑かれた様になり、真相を究明しようと奔走する。
数理学的な見地からUFOから送られてきたメッセージを解明しようとするデレク。微細構造定数(びさいこうぞうていすう、英: fine-structure constant)とやらが出て来て非常に難解ながらもリアリティは感じられる。
映画としては地味ながら、地に足がついているし大真面目。何だったら主演のデレクの顔も地味。名前はシャープだけど顔はシャープじゃない。
アブタクトもないし、宇宙人も出てこない。
でもその方が、まだまだ解明されていない宇宙の神秘に触れている様で好感が持てる。
そして何よりジリアン・アンダーソン。
妄信的に突っ走るモルダーを医者として科学者として理論的に諌める様な立場だったスカリーを彷彿させるのが今回のキャラクターの立ち位置。
教え子であるデレクが暴走しようとするのを諌め諭す数理科学教授をクールに演じる。
天才肌の主人公はUFOに夢中になり過ぎて、単位も落としそうだし、試験も寝坊するし、約束すっぽかすし。
他人事として観ている分にはいいけど、友達にはなりたくないなぁ。
X-ファイルのあの雰囲気を思い出したくなった方は是非。