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幸せへのまわり道のchihoのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
3.0
トムハンクスのバリバリの仮面がすでにこの人物のヤバさを現してしたし、実際この映画でこの人の闇が1番深いと思った。
この人どうなったんだろう…と、最後それが気になった。

もちろん、良いこともたくさん言っていた。

「子どもが感情と向き合い、前向きに生きる方法を見つけられる」ために、自分は仕事をしている。とか、「お父さんとの関係が、今の自分(主人公)を培ったのだ」とか。

特に、一つ目のはものすごい大切だ。
現代の人は、ほとんどがそれができないから苦しんでるんじゃないかと思う。
っていうか、一生模索するものなのかも。
フレッド・ロジャースがずっと訓練しているように…

なりたい自分になりたいからなれるものでもなく、また努力しても、いつなれるかはわからず、また、そうなれるかどうかもわからず、でも、そうなるためには、そうなれるように生きるしかなく…

ただ、まだ人生半ばだけどわかるのは、やってきたことは確実に報われているな、ということだ。
完全ではないにせよ、それが、前向きに生きる方向へとつながっていると思う。

なかなか相反する要素が入り混じってて、いい話ってだけじゃない新しい感じの映画だった。
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