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幸せへのまわり道の元のレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
4.5
「許す」ことを、フレッド·ロジャースの「自分自身や他者を愛する」というメッセージを、番組の1つのエピソードのように描いていた。
子としての父との関係、父としての家族との関係を見つめ直すことで、本当に自分に大切なもの、いつでも自分を愛してくれる人に気づく。

番組の世界と交錯していく演出も遊び心あり、時には術中にはまっているのを表しているようでもある。
待てば相手がさらに答えるという技、難しいことは難しいと伝える、1分間の使い方など、ロジャースさんのスタンスも盛り込まれていた。
他にもトム·ハンクスの完コピ具合、プールで泳ぐシーンの意味とかもドキュメンタリー見てたからよくわかった。

伝記映画ではないがロジャースさんの人となりも要所に表れている。
また主人公が救われる物語を見ていると、同様に自分も愛し愛してくれる人って誰だろうって考えてしまった。
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