Shirorin

幸せへのまわり道のShirorinのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
4.2
イオンシネマのワンデー フリーパスポートでまず1本目。

ある日ロイドは子ども向け番組の司会者として人気者のフレッド・ロジャースに関する記事を書くため、彼の仕事場を訪ねる。フレッドは、ひと目見ただけでロイドが抱えている家族の問題や心の葛藤を感じとる。一方、ロイドもフレッドの不思議な人柄に惹かれていき…というストーリー。


雑誌記者と大物司会者の心温まる友情を実話をもとに描いたヒューマンファンタジードラマ。

映画それ自体がフレッドの番組みたいな作りで可愛い💕なんか、観ている間ずっとセラピーを受けてるみたいだった。

トム・ハンクス演じるフレッドが、もう話し方からして「聖人」そのもの。神みたい。

あんな荒んでて怖いニューヨークの地下鉄ですら、フレッドを見かけた乗客みんながニコニコ顔でフレッドの「ご近所さんになりませんか〜?」を大合唱♪

めちゃくちゃフレッドに癒された😊
こんな人を演じられるのはトム・ハンクスしかいないでしょう‼️
彼の歌、裏声までも、パペットや、ピアノにも凄く癒されました。

「ベジタリアン?」と聞かれて、「母親のいるものを食べたくない」て。
なるほど、そういう考え方もあるのか〜ともの凄く納得した。

「許すとは、怒りを止める決断をすること」
相手が愛する人であればあるほど、許すのが難しい。
けれど、あのレストランでのシーンのように、1分間、黙考して愛する人を思えば、怒りを抑えて優しい気持ちになれる。

一言一言が染みる作品でした。
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