Ayu

幸せへのまわり道のAyuのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
3.5
本日は観たい映画3本マラソン(しかも休憩時間が効率良いスケジュールを組んだ結果全部同じスクリーンだったので全部同じ席で観た)1本目はスルーしようかと思ってたけど評判が良かったので(あとアカデミー賞のオープニングにも使われてたし)観ることにした本作。

主人公のロイドと同じようにはじめはミスター・ロジャースの独特なテンションや言動に戸惑っていたものの、彼の飾らない実直な言葉たちの数々に心が洗われすぎて中盤からラストまでほぼぶっ通しでポロポロ泣いてしまった。大人だって褒められたいし認められたいし、怒りや恐怖から解放され許し許されたいのだ。まるでカウンセリングやセラピーを受けているみたいな109分だった。

やっぱりトム・ハンクスはヒューマンものだと本領発揮するなと実感。最後にミスター・ロジャースの本人映像が出てくるのだけど、ビジュアル的にはあまり似ていないが持っている雰囲気みたいなものを完全にモノにしていたと思う。ロイド役のマシュー・リスも、父親のジェリー役のクリス・クーパーも好演。
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