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ユピテルとイオのHalのネタバレレビュー・内容・結末

ユピテルとイオ(2017年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

設定面で非常に甘いが、現代からどれほど時代が過ぎたものかは名言されてない
とはいえどう考えてもおかしな設定しかなくて興ざめ
設定も背景も何もかも無視して楽しめる層にはなんとか見れるかも知れないが、そんな層は時折出てくる叙述的と言うか、無駄に難解にしただけの会話シーンに耐えられないだろう
結局余程コアな層しかハマらない気がする。

主題はディストピアの中での孤独、生存、環境破壊への警鐘などなんだろうけど、ディストピアに至る過程があまりに雑すぎて茶番でしかない

どうもNetflix制作映画は全体的にレベルが低い気がする。
少なくともSFは全く期待できない。
SFドラマならば良いものもあるのだが…少ない。

ガバガバ設定について駄文…
・酸素は水から簡単に作れる。
→単に海水から取得するにしても海水の全てから水分子を無くすには何百年もかかるだろう。そもそも海水には酸素そのものも含まれてるし。
・汚染水は井戸水よりも簡単に浄化できる
→汚染水には水が含まれていることから、ここからも酸素は取れる。
また、水問題はほぼないものと考えられる
汚染水とかいうものははごみが入っている程度のようだ。
アンモニア系化合物などでない以上、動植物の生存環境が容易に作れる
・なぜか動物、昆虫、魚などだけが死ぬ
→アンモニア耐性のある鳥や魚もいる
 冒頭では手で触ってたし、大したことないようだし。
・アンモニアは空気より軽い
→大気上層から埋め尽くされるので汚染は高高度から下がってくるはず
下層から浸食が進むというのはよっぽどの高分子体なんだろうか。
それなら余程大量に溢れない限り呼吸で吸わなくないか
そもそも惑星規模で同時期に突然生成されだす何かってのが意味がわからん
・数年で耐性が出来る
→軽い伝染病以下の驚異しかない

それら全てに目を瞑ったとして、人類脱出の必要性も感じない
イオの開発はあまりに難易度が高く地球に密室都市作る方が段違いに楽
エネルギー問題についてもアンモニアから発電もできる
電気が有れば必要な気体、液体が生成できる。
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