緑

108~海馬五郎の復讐と冒険~の緑のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2回鑑賞

本人も言っているように、
まさしく松尾スズキによる松尾スズキのための映画。
ものすごくおもしろいのに場内ではあまり笑いが起きず……。

LiLiCoはスクリーンにいるだけでおもしろい。
エイドリアンという役名すらもなぜかおもしろく感じ、
その後観た「IT/THE END“それ”が見えたら終わり」で
モブの名前がエイドリアンだったせいで笑いそうになった。

息子へのディスもひどいことばかりで(褒めてる)、
言われた栗原類の反応もよかった。
栗原類は職業・発達障害当事者みたいな扱いが多いが、
役者としてもっと観たくなった。

松尾スズキ父が亡くなるシーンは最悪の状況で
よくまあこんなこと思いつくなあと(褒めてる)。
秋山奈津子のなりきり方。
坂井真紀の笑える不憫さ。

中山美穂との夫婦喧嘩。
「テンション保って」もよかったが、
松尾スズキの妄想での中山美穂の「イーッ!」は秀逸!!
「ワー!」でも「ギャー!」でもなく「イーッ!」であるべきなのだ。
ベッドからジャンプして襲いかかる中山美穂の動きもよかった。

死体を触ってきたばかりなことを話しながら手コキするネーチャンや
土井志央梨のケツっぺたパシーン! も印象が強い。

女の海のシーンはSOD感が強く、
またテンポがイマイチでダレたように感じだが、
岩井秀人の「こーれはごめなんさいだなぁ」のためのシーンだと思えば。

脚本が本当によくできていて他にもおもしろ台詞が満載だった。
恐らく興行的にはコケただろうが、
松尾スズキ監督の次回作を熱望する。

あと、大東駿介の森久保祥太郎感は印象強かった。