スチールラグ

殺さない彼と死なない彼女のスチールラグのレビュー・感想・評価

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)
3.5

撫子ちゃん推しです、はい。
(若い人の言い方を真似てみました。え、もう古いの?)

正直言うと、前半は、
「学生時代、デートでみたら盛り上がっただろうな」
という、遠い目で見てました。

でも、後半、ストーリーが大きく転換したところから
ジジイ、前のめり。
しかも、不覚にも落涙。
そういうことだったんだね。

撫子ちゃんの頑張りにあんなきっかけがあったとは、、、
若手の女優さんたちが頑張っていました。
主人公を演じた方は、振れ幅の大きい役柄を
一生懸命に演じていたと思います。

生と死を取り上げながら、
再生と希望の物語だったと感じました。

若者たちは未来の話(夢の話)をして
年寄りは過去の話(自慢話)をしない
それで、世の中はうまく回るとジジイは思います。

ところで、僕の目の前に座っていた、デート中の若いカップルが気になってしようがなかったのです。
山盛りのポップコーンにナゲット(?)にコーラと準備万端で、
「笑ってホロリとさせるラブコメ」くらいの彼の触れ込みで来たものと推定します。
客電が点いてからの二人の会話。
彼「・・・予想外の展開だったね・・・」(死にたい)
彼女「・・・そうね・・・」(殺す)

このあと、ディナーと思われますが、会話は盛り上がるのか!?
未来の話はできるのか!?
心配でたまらないジジイでした。
(余計なお世話)

「殺さない彼と死なない彼女」シネ・リーブル池袋20191122
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