ぱるみ

殺さない彼と死なない彼女のぱるみのネタバレレビュー・内容・結末

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

お誕生日の鑑賞クーポン千円を無駄にした。くそが
午前中の上映時間に起きれなかったから。 
なぜって?

前日に東京からの大阪出張で、関西に来ていた年上男性社員(ウッズ氏)から飲みに誘われていた。

もしかして、私と二人きりで飲みたかったのかもしれない事実婚の彼女持ちウッズ

でも、そいつと二人で飲むのは嫌だったの。
むかーし昔、ちょっと、ぱるみのことタイプだったと、言った稀有なお方だったので、変な気起こされたら困ると思ったので、何人か男女共に飲みに誘った。

今、付き合っている彼女のことで悩んでるそうだったので、結構プライベートなことを同僚の前で、ぶっ込むウッズ。そこまで話してもええんか?そこに愛は、あるんか?知らんけど

まぁ、同僚に聞いてもらってスッキリされただろう。えがった。えがった。余は酔いも回ったので帰らせてもらうぜ。あばよ。

男性陣は、梅田方面へと帰って行き、
余は反対車線の地下鉄へ向かった。

ウッズ氏は、実家への最終電車がないので、そこらへんで時間潰すと言って別れた。



はー、楽しかった。はよ、家帰ってシャワー浴びて布団入って寝たいでやんす。明日は映画館行くしな。今のわしの孤独を埋めてくれるんは映画だけや。早起きしよ。


別れたはずだったのに、後ろを振り向くとキャリーケースを引いたウッズが私の真後ろに立っていた。「やぁやぁ。」

むむむ……

これ、わしと二人で過ごしたいゆーことやな。
おっぱい、触らしてって、ゆーことやな。
歩くフェロモン浪速のモニカベルッチと言われたことのある私(自称)やから、着いてくるんは、しゃーないわ、そりゃ。

ウッズのプライドを傷付けずにウッズをwoodsへ帰す言い方はなんだろう。酔いも回ってるし思いつかん。
どーしたらええんや。思考停止の私。

わしは、過去、持って帰ってほしかった男性に、持って帰ってもらえず、タクシー🚕から発狂しながら走って降りた。ウギー!!ケチ!!ケチンボ!!始発まで時間潰さなあかん。泣く泣く近くのファストフード店🍟へ。

元橋本知事の悪口をブツブツほざいているイカレタおっさんの横で、マクドのコーヒーを飲みながら電車を待った、という赤っ恥の思い出がある。


ウッズ、本音をいうと、
おっぱい触らしたれへんど
お前なんか持って帰るか
お前なんか、喰ったら腹下すわ
わしが、お前に色目使ったか?
ミジンコも、つこてへんど
そもそも、わいのタイプちゃうねん
さっさと、去ね
何の期待しとんねん
その心持ちが、まじキモいわ。しばきまわすど
来世から、やり直せ

お前が間宮祥太朗やったらな、
今宵の稲は豊作じゃゆーてな、米俵担ぐようにして持って帰るわな。肩に担いでな。腰に力入れてな、重くても、この機会逃してなるものかゆーてな、血管浮き出しながら、死ぬ気で持って帰るわな

でも、お前、間宮祥太朗ちゃうやん、どうみても

ええかげんにしな、殺すど。ワレ


言われへんかったんや。。。。傷つけたらあかんって、思ったんや。わい。。。涙

私が降りる駅にべったり一緒に降りてくるウッズ。

わては、梅田方面に帰っている同僚の腹出杉さんに電話📲

『ウッズパイセンに捕まってん。わいを独りにせんとっておくれや。一生のお願いや。堪忍え。戻ってきてくれへんかったら、お前コロス』

腹出杉さんは、私の為に戻ってきてくれた。

それから、食べたくもない焼肉を終電過ぎに食べて、3人でカプセルホテル💊

うるさい中国の方の観光客で眠り浅いぱるみ。


始発の時間になり、「モーニングコーヒーでもどう?」という腹出杉さんを置いてさっさと自宅に戻ったんやけど、フラフラで、上映時間に起きれなかった。腹出杉さん、こんどは、スタバ付き合うから、許してよ。。。


映画は次の日に鑑賞。

高校生の頃のほろ苦いメモリーをちょっと思いだした。

私は、スクールカーストの底辺組で、どっちかっていうと、地味ーズに所属していたので、
高校の思い出って、なんなん?
男にも、モテへんかったし、青春ってなんなん?って、感じだったので、シヌコは、間宮くんっていう素敵男子の親友ができるし、まっこて、羨ましかーって、感じでしたよ。 

「お前のリスカの傷、イカ焼きみてーだな」
鹿野の口にイカ焼きを咥えさせる間宮くん。
萌え萌えー💞 


そんな優しくて色目のある間宮くんのお葬式のシーンは、何だか、切なく寂しかった。
人間は、いつか死ぬけど
10代で、これからって、時期にサイコキラーに腰を刺されて、命経たれる間宮くんのシーンは、悲しく、苦しかった。シナナイデ…
血が溢れだし、地面を真っ赤に染めて
意識がなくなっていく彼をみるのは辛かった。

鹿野の妄想の中で、キスをするシーンは、切なかったなー
愛しい人は、夢の中でしか逢えない。

わたしは、リストカットなんてしないよ。痛いもの。
孤独を愛してるし。
友達もいないけど、生きてたらいいことあるって、心の奥底では思ってるし、

生きていたら、もしかしたら、間宮くんみたいな心友もできるかもしれないし。

高校生の時よりも、
今の方が、よっぽと幸せよ。

好きな時に映画みれるし、酒も飲めるし、
いつか、間宮くんみたいな人に愛をこめて、

「殺すぞ」って言ってくれる人が現れるかもしれないし。

この映画の中では、地味子が近かったかな。
宇多丸さんは、この作品を否定せずに、褒めていたように思う。

漫画、機会があったら、読んでみたい。



また私についてきたら、殺すど、ウッズ、
良い恋しろよ(お前が言うな)
ぱるみ

ぱるみ