評判良かったこの作品、見逃してしまってたんです。が、コロナ騒動の煽りを受けた映画館が新作延期の為、今作品を急遽リバイバル上映してたんで観てきました。
もうね素晴らしいです。後半、号泣必至でしたね。この映画は事前情報無しに観た方が良いとの事で、極力触れずにいたんですが、観終わった後はなるほどそういうことかと府に落ちた感じです。
恋愛に関するエピソードを同時並行風に淡々と魅せる、その独特のペース、雰囲気がなんとも心地よい。前にも言いましたが、映画だからこそ許される表現の仕方なのかなと。テレビドラマだともうちょっと展開に惹き付ける物が無いと、客が離れてしまうでしょうし。
しかも、各々のエピソードが繋がってくる展開は、予想してなかっただけにやられました、脚本が上手いです。
演じている役者さん達はそれぞれ個性的で、作風にぴったりはまってましたね。キャスティングも違和感無しかと。
特にメインを張る年齢高めのお二人、間宮祥太朗さんと桜井日奈子さん、正直高校生役はどうなの？と思わなくもないカップルですが文句無しです。他の演者と比べ年齢高めなのもあってか、印象が際立ってましたね。二人のぶっきらぼうなやり取りがまたいいんですよねー
まあ、きゃぴ子さんの話の存在意義が私にはいまいち感じられなかったりもしたんですが、総じてこんな恋愛映画も有りだと思わせてくれた一本でしたね。
