おとうちゃん

殺さない彼と死なない彼女のおとうちゃんのレビュー・感想・評価

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)
3.5
未来の話をしよう!

「殺さない彼と死なない彼女」「キャピ子」「君が代ちゃん」
眠れない夜に読みたい4コマ漫画を1本の映画にまとめた青春映画😅ラシイw

「お前、今世界で一番面倒くせえぞ」
髪の分け目を変えたことをアピールするレイ(間宮祥太郎)に対しナナ(桜井日奈子)が突き放した言葉。
それは、この映画にも言える。

登場人物、全員超面倒臭い!

こじらせた自意識で凝り固まった若者たちの面倒臭い人間関係を悶々としながら観ていたが、娘が隣で「これ面白い♪」と目を輝かせているもんだから、おちおちアクビも出来やしない😓w

しかし、観ているうちに不思議なことに理解不能なはずの、このこじらせ女子とこじらせ男子が愛おしく思えて来て、気付けば応援したくなる🤗ガンバ!

面倒臭いのに、不器用に生きる3組の男女が時に眩しく見えてしまう。

「死にたい」は「生きたい」
「可愛くなりたい」は「愛されたい」
「殺したい」は「それまで生きろ」

メンヘラなんて便利な言葉で強引にまとめようとしたって到底 括れない。

死にたい理由を生きる理由に変えて…さあ、未来の話をしよう!