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ダンプリンのsayaのレビュー・感想・評価

ダンプリン(2018年製作の映画)
3.8
太めの女の子ウィルが母への反逆精神からミスコンに出場する話。

おおよそハッピーな自己肯定感爆上げ作品でした。

彼女の周りの人たちはみんなウィルを外見じゃなく内面で見て好きで付き合っているけど、1番自分の体型を否定しているのは自分自身っていう。

こんな体型だから何やっても無駄。
こんな体型だから恋愛も無理。
ってウィルは自分で自分を下げちゃうんだけど、周りが「あんたをデブと思ったことなんて一度もない」とか「君は綺麗だよ」ってちゃんと言葉と態度で示してくれるのが良かったです。

これが普通の事だったら勿論良いなと思うけど、外見の事にシビアな今そういう環境にいるって恵まれてるぞウィル!って思わざるを得ないのが世知辛い。

自分の嫌なところ受け入れるってたしかにある程度時間がかかるし、いくら自分を認めてあげようと思っても、他人のたった一言でまた自信をなくしちゃうことってあるもんね。

最初は自信のなさが態度や表情に出てしまっていたウィルだけど、新しい出会いや交流によって少しずつ前を向き、最後ミスコンで堂々と笑顔でステージに立った姿には私もニッコリでした(^^)

それでもやっぱり今のままじゃ嫌!と思えばダイエットをする事もあるかもしれないけど、今ありのままの自分の事を受け入れて好きになれたなら、これから痩せてもそのままでもきっと自分も他人もちゃんと愛せる優しい人になれるはず。
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