まりぃくりすてぃ

HARAJUKU~天使がくれた七日間~のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

5.0
邦画の最善! 新作としては今年一番面白ぉぉぉ〜くて一番泣けたよ、マリチア映画祭正式招待!
冒頭の銭湯んとこで設定を可笑しく丁寧に周知、コレが掴み。その時点で椎名鯛造さんの適材適所感の最高さが嬉しかった。
ストーリーがいい上に台詞がしょっちゅう楽しくなる。
主演・馬場良馬さんの良さもじわじわと超えてくるし、主要8人まったくムダなく魅力的(女優さんたちも、テジュも)で、まるで8人制スポーツの強豪チームみたい。余計なとこに金かけてなくて、街撮りのスムーズさふくめて最小リスク最大リターンな作り方だね(全編iPhone撮影だし ←国内初)!
原宿&銭湯、という素材にさほどぶら下がっておらず、それよりも「思いやりのある人たちだな〜」という好感を助産して順調に引っ張ってくれて、途中からはもっとはっきり「愛」の描きになってくる。「映画は人を幸せに(して魂を善導)するためにある」ってことをほぼストレートに言ってくれてるのにまったく説教臭くならず、超主演の天使役の鯛造さんに優しく肩ポンされてる気持ちに。映画俳優としての鯛造の代表作だな!
そして、後半30分ぐらい私は泣きっぱなし!! 愛の映画!!! 次第にもう、この作品自体が天使にオモエテキタ!!!! ハッピーご都合エンドにせず、「勝たなくても、負けなければいいんだ」の名台詞を、何かもう驚かせるアイデアで実践してみせてるテクニックなラスト!
もうね、心がちょっと疲れてる孤独めな人なんかにお薬な映画だし、デートムービーにも女子会用ムービーにもいいし、ガラスみたいなカワイイ声を出す女のコも華やかな女のコも戦える女のコもいるから男子会用ムービーにもなりうるし。さあ、今夜はスキヤキ食べるぞ。パンケーキは太るからたまにしか食べない。
ところでマリ、あと7日間で死ぬとしたら何がしたい? えっとね、ゴミ屋敷に住んでるから大掃除したい。6日はかかるよ。 え〜、そんなに〜?