てるる

惡の華のてるるのレビュー・感想・評価

惡の華(2019年製作の映画)
3.8
原作未読。
こちらも観るの迷ってたけどフリーパスで鑑賞。

悪の華がバックベアードにしか見えないんですけど!
玉城ティナが上向いた時の目があの目に似てる。

少年と少女が自分たちの世界にハマってお互いの両親を殺害した実在の事件をモチーフにしたのかな?

この作品でいう変態ってどういうものなのかな?
女子の体操服(*´д`)スーハースーハーは変態、その体操服を着るのも変態…は分かる。
でも、仲村さんが求めていた「変態」ってそっちも含めて単純に「多くの普通に過ごしてる人とは違う何か」だったのかな。
でもそれが何かはハッキリしなくて鬱屈していったのかな。

自分は人とは違う。
特別な何者かになりたい。
誰も理解してくれない、皆死ね!
全部全部消えてなくなれ!
てなるのは世のオタクは結構経験してると思う。

そういうオタクが感情移入するのは玉城ティナ演じる仲村さんのほうで、主人公じゃない。
なぜなら普通に高身長でイケメン。
更にあんな短期間で彼のことを理解してくれる美女3人が現れるとか羨ましいにも程があるわ!←嫉妬
てか常磐さんがあそこで悪の華読んでるとかさすがにご都合主義すぎやしませんかね…

もちろん仲村さんは主人公じゃ追いかけきれないくらいの闇属性だったわけだけど。
突き詰めてみたら、追いかけ追いかけられるラブストーリーだった。

空っぽな自分。
それを認めたくなくて音楽や映画、本にハマる自分。
でもそれが空虚なものに感じてしまう感覚。
どれも心の奥底では分かってる。
本当に難しくて、めんどくさくて、厄介な自分がキライ。

こういうギークものって主人公が普通にイケメンとか美人だったりするから完全には感情移入出来ないのが難点。

かといってガチのオタクっぽい感じは実写だと見てらんなそうなジレンマ。
でもアニメ版の絵をチラッと見たらこっちのほうがヒエラルキー下層ぽい絵面になっててよりヤバそう!

貞子の時は演技ド下手クソだなと思ってた玉城ティナが意外とちゃんと演技してた。
時々アレな時もあったけど、キャラ的に向いてる役なのかな?

余談だけど、にんべんの付く仲村って苗字は沖縄に多い。
玉城ティナが沖縄出身だからわざわざ仲村にしたのかなと思ったら‪原作も仲村だったのね。
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