イベリー子豚

惡の華のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

惡の華(2019年製作の映画)
4.0
一般ウケしない、というかキャストが出演に
二の足を踏みそうな作品ばかりなのに
スイートプールサイド、志乃ちゃん、と美少女
&ナイスな若手俳優での実写化の波が到来中!!

ギャグとバイオレンスのない古谷実・共感度MAXなリアリティからの犯罪教唆的フェチの極み・
マニア激推し・変態中毒発病・
闇堕ち青春純文学のパイオニアであるエロマンガ先生ことあの押見修造の問題作が遂にスクリーンで!!


え、変態っちゃ変態でも
おふざけグロバカB級ばっかり撮ってる井口監督だから心配??
え、伊藤健太郎が中学生??
え、飯豊ちゃん??誰の役で??
え、佐伯さんを誰がやんの??新人さん??
え、玉城ティナは身長が仲村さんじゃないしエグさ出せんの??
……とかね言ってる場合ではない!!

傑作。
原作のもってる厨二病の頂点、拗らせまくった自意識、負の衝動、アブノーマルな性癖の目覚めを
見事に映像化しるじゃあーりませんかっ!
脅威の再現率ですよ!
キャスティングも出演者も脚本も監督も音楽も
ベストメンバーだったんだね!
特に佐伯さんの最後の表情は戦慄。

単行本10巻分をよく2時間でまとめたなぁ!凄!

ただね
ちょっと最後がキラキラし過ぎて
ハッピーエンド感が強いから好みが分かれるかも……
原作ボリュームのドッロドロクソムシアロマはさすがに収まりきらないし、飯豊ちゃんのスペシャルオーラに勝てなかったみたい。
でも全力ヒロインより
一軍のフリしてる中身陰キャのなんちゃってビッチなキャラのがまりえーるに合ってるよね!


なにはともかく
伊藤健太郎の身体とティナ姫のホウレイ線が中学生のそれよりバッキンガムなのはご愛嬌!
未成年の眼に毒すぎる
アブノーマル青春ダーク映画です!!