パエリア太郎

惡の華のパエリア太郎のレビュー・感想・評価

惡の華(2019年製作の映画)
4.0
世の中をわかった気になってる中学生の演説をえんえんと聞かされる映画かと思い、期待してなかったのですが、とても楽しかったです!!
仲村さんのキュートさと破天荒っぷりは見てて気持ちよかったです。
クズダルマという悪口は意味がわからなくて笑っちゃいました。

佐伯さんという同世代の光を浴び、自分がつまらん人間ということを自覚していく様は、直近で読んだ朝井リョウさんの短編「リア充裁判」を思い出したりしました。

所詮人間はSEXしたいだけだから、つまらない。という主張は「はー、そんなもんですかね、、。」とそれ以上考えを巡らせられるようなモノでもなく
やっちゃいけないことはスリルだし、教室を破壊したら誰だって楽しいし、下世話な話はみんな好きだから、更生できる範囲のイカれっぷり、社会と折り合いがつけられる想像が容易いのが残念な気持ちになってションボリしていたら
この映画ったら、その先がある!!

佐伯さんを肉体的に受け入れることが
この街とオブラート社会を迎合するという飛躍が妙に説得力があり、不思議な感覚になりました!!

そして飯豊まりえさんがマジで可愛い。
あとタイトルになってる本がどんな本なのか気になりました。

あとクソムシって単語初めて聞きました。
パエリア太郎

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