最初はただのSM映画だな〜
ついていけねーって感じでしたが、
"自分は周りとは違う特別なもの"で在りたい気持ちと、"普通"でいたい気持ち。
だけどどっちにもなれない中途半端な"空っぽ"な自分に幻滅している。
うん、ここまではなんとなく分かる。
私もなぜか人と違うと感じてた時期があったし
そうゆう青臭さや痛々しさがあった。
もう忘れてしまいたい恥ずかしい過去。
きっと、誰にでもあるんだと思う。
春日くんや仲村さんはずっと孤独を感じていて、
だからついに出会った2人は共鳴し合ってしまったんだなぁ、と。
この世から消えてしまいたい!
絶望からの自傷なんかはこれまた自分の記憶にもある感情なんだけど…
この2人がそれはもうぶっ飛び過ぎてて、
理解できたかな?と思ったら
すぐに突き放されるような
冷たくて重たくて暴力的な作品でした。
む、難しい…
そもそも自分さえも理解しきれない
モヤモヤや苛立ちや苦しみは
他者にはもっと分からないのかも。
飯豊まりえちゃんが可愛かった。
佐伯さんのお母さん役に松本若菜さんが
出てて、そんな歳?と思ってびっくりした。