みっちゃん

キングスマン:ファースト・エージェントのみっちゃんのレビュー・感想・評価

4.1
これスピンオフなんだね。
事前情報なしで観たものだから、ちょっと肩透かし。
コリン・ファースもタロン・エジャトンも出てこない、レイフ・ファインズが主役で、彼オックスフォード伯爵がキングスマンを創設するまでの話。

第一次世界大戦開戦から終戦までの歴史の流れを観たようでもある。
驚いたのが、当時の英国王とドイツ(神聖ローマ)皇帝とロシア皇帝が従兄弟どうしだったってこと。ホント?
英国を憎む人物が組織を使って戦争を引き起こし、英国を潰そうとする。

暗躍する組織のメンバーの一人が怪僧ラスプーチン。対決場面での踊りながらの剣さばきが見もので、惚れ惚れした。なんと、リス・エヴァンズが演じていたって、全く分からなかった。

戦地の場面が辛い。マシュー・ヴォーン監督は容赦ないね。
感動の涙ぼろぼろのあとに、なんてひどい仕打ち!
反戦映画にもなっていると感じた。

英国が平和を愛する国?という違和感にもちゃんと言い訳しているし、貴族を主役にした言い訳にもまぁ納得です。
そしてグロさ抑え目だったのは私的に助かった。笑
みっちゃん

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