いなせなマホ

キングスマン:ファースト・エージェントのいなせなマホのレビュー・感想・評価

1.0
レビューno.13:
気持ちの良いくらいのクソ映画だった。

そもそも1も2もそうだったし、わかっていたことであるけれども、それを一回りも二回りも上をいくクソ映画だった。

なんでクソ映画だとわかっていながら観続けているのか、自分の行動が信じられなくなってしまうくらいで、それでももしかしたらという一縷の望みさえも打ち砕く駄作OF駄作。

もちろん、何も考えずにワイのワイのする映画はストレス発散になるし、個人的にも好きだ。でもこの映画はひどい。史実とウソを混ぜこぜにしすぎている。

過去作とのつながりを導くために、史実に基づく構成にしているのだろうけど、そして誰が見てもフェイクと思うであろう内容だけども、なんとなくリアリティ風のものを出してるので、あほは史実じゃないのかと勘違いするのではないか!?

ちょっと前にすしざんまいのソマリアの海賊消滅の美談がフェイクニュースとして流れてたけれども、9割ウソでも1割本当があるとウソと本当を判断できないこの時代の人間には史実に基づくウソ映画は不親切設計だと思う。

そのうえで、ラスボスがしょぼすぎないか?大ボスがスパイってどういうことよ。ラスプーチンっていうなかなかの大物をこいつが顎で使えるだけの説得力ないだろ!?しかも結果、サラエボ事件を起こした青年右翼が、まだ何者にもなっていない状態でラスプーチンと同席って、どうなの??

つーか、ラスプーチンが足を舐めるだけで10年来の足のケガが治るって観客をなめすぎてないか?等々ツッコミどころはたくさんあって、観ている最中から苛々Maxだったけれども、批判をするために続編が出ても、また観に行くんだろうなー。
いなせなマホ

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