ぶちょおファンク

キングスマン:ファースト・エージェントのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2.5 終盤★2

シリーズ第三弾にてキングスマン発足時を描く前日譚。
『キングスマン』★4、2は★2.5。

見どころ
◯世界中の“使用人”が繋がっている…というのが今作一番の“おふざけ”かも…。
◯アラ還近いレイフ・ファインズによる激しいアクション!

気になる点
●シリーズ通してマシュー・ヴォーン監督・共同脚本なのに今作の作風の変わりよう…。
●キングスマン発足の理由は1作目で語られているのであのキャラが亡くなるのに驚きはない。
ただその亡くなりかたはショッキングだった…。


☆総評
軽い笑いはあるものの基本は硬派な作風で、
今シリーズは“緩急”の楽しさなのにそれが今作にはほぼなく…真面目かっ!(笑

たとえば“キングスマン”の製作第一弾が今作だとしたら次作(本当の製作1作目)は撮られただろうか?
多分その可能性は低く、それが今作のクオリティーを表していると思う。
軸となる物語のシリアスさは別に良い。
問題は合間での“おふざけ”や“笑い”のバランスなんである。

ロックやポップスのライヴに行ったつもりがクラシック音楽だった…くらいのギャップ…。

かの山下達郎さんはライヴで必ず「クリスマス・イブ」を歌う。
あのOriginal Loveは「接吻 Kiss」を必ず歌う。
今作は彼らのライヴでそういう定番の、多くの観客が求める・期待する曲を歌わないような雰囲気の作品だ。


2022年282本目(+短編14本)