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僕たちのラストステージのnnのレビュー・感想・評価

僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)
3.9
昨日は、「僕たちのラストステージ」の試写会へ行く。

1953年、かつて世界中から愛されたお笑いコンビ ローレル&ハーディは、イギリスでホールツアーを開始するも、既に二人は過去の人になっていた。
待遇は悪く、客席もガラガラ。
互いを笑わせあいながら、過酷なツアーを頑張って続けるうちに、やがて二人はファンを取り戻していくが、
ある日の口論をきっかけに、オリバーはコンビ解消を心に決め、スタンに「引退する」と告げる―――。
                                パンフレットより


よかったです。
ただ、ワタクシ、コントより漫才が好きなので...ってそういう問題ではなく、
でも、この映画が全英1位!とか、批評家たちの評価が軒並み高評価なのは、実話ということが大きい。
絶賛してる人の中には、ボヘミアンラプソディーのコメディアン版!てな事言ってる人もいた。
ワタクシ、勉強不足で「ローレル&ハーディ」を存じ上げなかったのですが、じんわりとした鑑賞後の暖かさは今も残る。
だから、これを日本に置き換えて「やすきよ」とか、もっと前だとすると・・・「てんぷくトリオ」とかが映画化されたら、きっとこういう感じになるんじゃないかなあなんて思いながら観てた。

この、痩せた人と太った人という取り合わせ。
破天荒な人と、生真面目な人との組み合わせの妙って世界共通なのか。
細身のスタンが「大家さんと僕」の矢部太郎氏に見えてしょうがなかった。似てません?

若い頃、博打や女、結婚離婚、そういうのを繰り返しながら、人気者であった彼らも落ち目になっていき、再起をかけて臨むツアー。
力の入らないプロモーターが「川平慈英氏」に見えて、なんか腹たつわ。
それぞれの奥方達がまたそれぞれ個性的で、仲が悪くてハラハラする。
でも、それもまたそれぞれが魅力的だったりもする。

漫才コンビの人たちに見せたら、絶対みんな泣くよぉと思いながら泣く。
和牛の二人も、ずっとずっとコンビ続けてね。
かまいたちの二人もね。
ミキの二人も兄弟喧嘩しないでずっとずっと「中川家」みたいな感じでいてね。
nn

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