シネフィル母ちゃん

僕たちのラストステージのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)
3.0
実在のスター、凸凹コンビ、晩年の友情、支える妻たち、親友に隠す嘘、男ふたりの旅
こりゃもう泣く要素たっぷりのアイテムばかりやないか。

前もってローレル&ハーディの作品を観て良かった。(Amazonで1000円以下でDVD買えます)
DVDで2人のワチャワチャ演技に笑わせてもらったので、余計に感情移入してしまう。
息ピッタリのコンビ。
全盛期を終えて、過去の人になっても挫けなかったのは間違いなく「コンビ」だったからだろう。
そう考えるとコンビっていいな。

そして、なんといってもそれぞれの奥さんたちの素晴らしさ。
献身的な妻と、あの時代には珍しく自立していて強いタイプな妻
正反対な性格なので、夫の支え方もそれぞれ違う。
どちらの愛し方も支え方も正解。
奥さん同士のチグハグした関係は主人公達の関係よりも好きだったかもしれない。

終盤のくだりは
「さあ!ここが泣くところだ!」「感動シーン、スタート!!」ってのが見え見えで、典型的な演出に涙が引っ込んでしまった。
感動の押し売りをされてる気分に。
ちょっとくどかった。


あと、やっぱり太ってて良いことないね。
健康でいたいのならダイエット!



P.S
感動シーンでは泣かなかったけれど、エンドロールのダンスでは泣きかけた