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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒のwoosのレビュー・感想・評価

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新宿バルト9 にて字幕版を鑑賞。
2020年新作劇場鑑賞66作目。
客席は半分の5割くらい。
テーマ「仲間とは」

[全体として]
LAIKAの作品は『KUBO』を観てから遡って『パラノーマン』などを観て来たが、毎回度肝を抜かれるストップモーションアニメを観せてくれる。
お話は『80日間世界一周』とか『インディ・ジョーンズ』的な話。

[良かったところ]
制作される人形の精巧さや、その動きの滑らかさはいつも通りというか、ほとんど◯チ◯イの領域の仕事を今回もしている。
最低な人格というか、殆ど狂人の主人公が少しづつ人間性を身に付けるという「おじさんジュブナイル」的な話なので、自戒を込める意味でも精神年齢の低いおじさんである僕にはピッタリだった。
それでいて、現代社会における「権威」ものにたいする風刺も効いていると思う。何とか協会の理事みたいなおじさんの失墜やなんかが多い現代において、権威なんてものは既に形骸化されていて、意味を成さないということが、裏メッセージにあるんじゃないだろうか?
キャラクターデザインや衣装デザインも可愛くて、またはやくライカの次の作品が観たいなと思わせてくれた。

[気になったところ]
それにしても、あの主人公は好きになれないね。

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とても良い作品でした。
オススメです。
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