三上新吾

ザ・ピーナッツバター・ファルコンの三上新吾のレビュー・感想・評価

4.1
考えようと思えばイチャモンを付けられるかもしれないが、とにかく見たあとは爽やかに面白かったと思わせてくれた。

とにかく全体の尺とテンポがいい。

追っ手があり、エレノアには時間制限があり、という制約が緊張感をうむ。

タイラーとエレノアの言い合い→魚
ソルトウォーターの粋な転身

展開の運び方、情報のタイミング。
適度な裏切り。

ザックがリングに上がる際、出てきてすぐ受け入れられていたらこちらは興ざめしていたと思う。「そんな優しい世界があるかね、ご都合主義じゃん」と。
しかし、一度静まり返って後に喝采を浴びる。静まり返ったときに、「お願いだから、みんな彼を受け入れてくれ」と願ってしまい、その後に実際受け入れられていたから嫌らしさがない。

綺麗な結末や主人公側に有利な展開にするなら、その前に視聴者を一度「飢餓状態」にする必要がある。腹一杯のやつにはカツ丼は美味しくない。脚本家は常に観客の腹具合を見極め続ける必要がある。(おぼんこぼん)

展開のギアチェンジは確かに必要。
KOCの空気階段のネタには2本とも展開があったが、ザ・マミィ、男性ブランコの2本目はどちらも展開が足りなかった。この大会を見て展開の大切さを実感した。
この映画だったらエレノアが加わる、学校がもうない、などにあたるか。