すぽんてぃにあす

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

問題行動の多いシャイア・ラブーフと、実際にダウン症の俳優ザック・ゴッツァーゲンがタッグを組んだ友情系ロードムービー。

ダウン症の俳優が主演という前置きから楽しみではあった作品。
物語の構成と、役者で綺麗に固めた感からの清浄な雰囲気は好感が持てたと思う。
そこはかとなく名作になりそうな気もしていたが…。

旅の目的は良い、そして目的地を失ってしまってからの喜びもまた良かった。
その後の流れがなぁ…泣けるでもなく、どんな感情で入り込めばいいのかよく分からなくなってしまったのが本心。
プロレスのシーンでの有り得ない描写はちょっと笑ってしまったが、そこからまた落とすクライマックスまでの展開は納得できない。

心悲しいからの覆し方も美しくなくて、だったらプロレスのシーンから悲しい描写皆無でいけるやんって素直に感じた。
タイラー襲われそうになったところに大男投げつけてひと笑い起こすほうがよっぽどスムーズだったけどな。
というオチが蛇足ってるなとは思ったけど、それ以外はとても良かった。