2020年 劇場鑑賞11
アメリカで17館→1490館に拡大公開となったのが大納得!
まず、始まって、スクリーンの色味がちょっとフィルターかけたみたいな感じですっごく良いなって思って、最後までずっと良かった。
ダウン症の男の子が施設を抜け出して、たまたま出会った男性と一緒に憧れのプロレスラーに会いにいく。っていう結構シンプルなお話なんだけど、ふたりの関係が少しずつ変化して、さりげないやりとりや会話の中に生きていく上ですっごく大切なメッセージが込められてる作品だった。
結構非現実的な状況の中で、現実を思い出させてくれるダコタ・ジョンソンの存在感もすごく良かった。
映画ならでは!みたいな笑いの要素もけっこうあって、劇場でみんなが思わず吹き出しちゃったり、クスクス笑っちゃったりしてて、なんか作品の優しさで満たされているような劇場の空間と時間もすごく良かった〜。
障害があっても、心に傷があっても、貧乏でも、お金がなくても、大切な事ってなんだろ?って、魂の美しさや強さを問いかけるような本作、いかにも感動作〜泣ける〜〜て感じじゃなくて、軽やかで、でもすごく気持ちのよい余韻があって、、、、日本でも全国に拡がっていくといいなぁ。