いよら

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのいよらのレビュー・感想・評価

4.0
ダウン症を描いた映画、ではありますが、男2人の友情物語っていう感じでもあります。

過保護に守ってあげようとするっていうのも知らず知らずにうちに病気だからっていうのが根底にあるんだなって感じました。偏見の目や差別、見下した態度だけじゃなくて、その逆であっても、その人を対等ではなく病気の人として見ているんだってことを改めて思い知らされました。それが本当にその人の気持ちに寄り添ったことなのか、そんなことを感じました。
はじめの動機はやや不純ではありますけど、タイラーはザックのことをダウン症だからって特別扱いすることはなくて、一人の人間として接しているので、それが大切なのかなと感じました。ザックだけじゃなくて、タイラー自身もザックと接するなかで心の傷が癒されたり、ザックの純粋な夢を応援したくなったりしたんだろうなと思います。施設で同室のおじいちゃんとの繋がりもいいなぁと思いました。
一方で偏見の目から嫌な思いをすることもあるんですけどね。


ザ・ピーナッツバター・ファルコンって何だろうって思っていたら、そういうことなんですね。自分を強くするための魔法の言葉でもあるのかな?

ラスト、まさか!??、と思ったら、そうならなくて良かった。。なんだかんだとこれから、楽しんで生きていけそうなラストで良かったです。


ダコタ・ジョンソンが改めて見ると可愛いです。
いよら

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