やまぞう

ザ・ピーナッツバター・ファルコンのやまぞうのレビュー・感想・評価

5.0
うーむ。。。結構ツボだった。

身よりも無く、施設に閉じ込められているダウン症の青年ザック、
最愛の兄を亡くし、自暴自棄な暮らしをしている漁師タイラー。

施設を脱走したザックと出会ったタイラーが、彼と心を通わせ、ザックの夢を叶えてあげようと目的地を目指すロードムービー。(つーか、リバー・ムービー??)

シァイア・ラブーフ演じる崖っぷち人生オヤジのタイラーは、身寄りのないダウン症ゆえに差別的な扱いを受けてきたザックに対し、彼の夢や可能性を当然のように受け入れる物凄く真っ当で温かな心を持つヤツだ。

そんなタイラーが抱える心の傷を感じ取り優しく癒すザック。

2人はもう出会うべくして出会ったバディのように見える。

そして、施設を抜け出したザックを探す看護師エレノアが彼らの旅に加わった後は、胸が締め付けられる程の優しく温かな旅が続く。

ずーっと3人の楽しい旅が続きますように。
それぞれに孤独な3人が、離ればなれになりませんように。

そう祈りながら観てしまう映画だった。
やまぞう

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