ザ・ピーナッツバター・ファルコンの作品情報・感想・評価・動画配信 - 155ページ目

「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」に投稿された感想・評価

moena

moenaの感想・評価

4.3
とってもいい。ザックを特別扱いしないタイラーもいいし、二人の中のルールとかハンドシェイクがほんとかわいいわ。
mikekoke

mikekokeの感想・評価

5.0
途中からひとりでボロボロ泣いた。いろんな勇気をもらえる映画だった。
WTF

WTFの感想・評価

4.7
見終わった後に心が温まるロードムービー.。
3人ともそれぞれ魅力的で個性が活かされてて素晴らしい。
[これは美化されたステレオタイプにはあたらんのか…?] 70点

メンバーの少ない『リトル・ミス・サンシャイン』といった趣のロードムービー作品で、黒人脱走奴隷とともに川沿いを旅するハックルベリーの旅路に似ているとも言われる。前者はバラバラだった"家族"が明白なゴールに向かって団結していき、ラストに"ステージ"を用意するあたりめちゃくちゃ意識していることを伺わせる。また、ダウン症の主人公ザックに対して、どうしようもない漁師タイラーが全く気にしない態度で受け入れ、良い奴悪い奴という二元論で語れない世界を体現する。明らかに"純真信仰"的なステレオタイプ化をし過ぎな気もするが、昨今の"マイノリティであることを恥じずに生きる"というメッセージは十分伝わった。

タイラーとの出会いと接近を丁寧に描いた前半が素晴らしい反面、エレノアが加わって以降の展開が前半よりもヌルい気がした。そりゃザックとエレノアは知り合って2年だろうけど、我々はエレノアのことなんざ知らんわけだし、タイラーと同じくらい丁寧に描いたら、彼女がザックに"同情"して"管理"しようとしていたのに対してタイラーは友人として夢を叶えてあげようとするという対比もクリアに描けたんじゃないか。

何度が登場する上空からの神視点ショットとバンジョーの鳴り響く虚しい劇伴が良い。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.3
【現代人が忘れてしまった視点を少年と荒くれが教えてくれる】
シャイア・ラブーフの奇行が問題となり、公開が危ぶまれた『The Peanut Butter Falcon』を観ました。本作は施設から逃げ出したダウン症の少年ザックとゴロツキに復習したが為に逃げることとなった男タイラーによるロードムービーです。アメリカでの評判が非常に高く、SXSW映画祭では観客賞を受賞している作品。予告編から傑作の匂いがしていたのですが、これは日本公開絶対にしてほしい作品でありました。

本作を観た人なら誰しもが夢中になるであろうザックというキャラクター。ハルクに似ている表情、ユーモラスな動き、彼がパンツ一丁で駆け回り、人懐っこく荒くれの周りをウロウロし、夢を掴む為に闘う。シリアスな場面ですら、ユーモアを持たせながら怒りの牙を向ける彼の姿は脳裏に焼き付くことでしょう。そんなザックを演じた俳優は、ザック・ゴッサーゲンだ。聞いたことあるだろうか?恐らく、ほとんどの人が耳馴染みのない名前だ。私も本作を観るまで知りませんでした。

ザック・ゴッサーゲンはダウン症を抱えた俳優です。彼は多様性のある人間関係構築の場を提供する非営利団体Zeno Mountain Farmsの映画製作部門で、役者として活躍してきました。『Burning Like A Fire』、『Life of a Dollar Bill』 といった作品に出演していた彼は『Bulletproof』 の舞台裏を撮ったドキュメンタリー『Becoming Bulletproof』でスミソニアン博物館からアメリカ障害者法25周年記念の基調講演者に招待される。そんな彼はロサンゼルスで撮影中、本作の監督タイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツと出会います。彼らはザックの魅力に惹き込まれ『The Peanut Butter Falcon』の主演に起用。彼のユーモアを余すことなく脚本に盛り込み、彼のレスリング愛ですら物語のキーとして演出していきました。

そう聞くと、ダウン症の辛さを描いた作品のように見えるかもしれない。ザックのダウン症という特性ありきの作品とも捉えることができる。しかしながら、この作品が素晴らしいのは、ダウン症をダウン症として描くのではなく、人間を人間として描くことに終始一貫しているのだ。そしてそれが本作のテーマに繋がっている。ザックは、退屈な施設暮らしに飽き飽きして、夜な夜な鉄格子をひん曲げ、パンツ一丁で逃走する。そんな彼はヒョコんなことから、荒くれ者タイラーと出会う。タイラーは、ゴロツキに喧嘩で負けた腹いせとして小屋を燃やし逃げている最中だ。ヒールで自分を悪いヤツだと思っている彼に対して、ザックは「彼は良い人」だと思いついてくる。そんな彼を疎ましく思っているタイラーに対してザックは、「ボクはダウン症なんだ」と語る。しかし、タイラーは「そんなもん知ったこっちゃない」と払いのけるのだ。ここが重要で、自分の孤独を埋めるようにザックに寄り添っていくタイラーだが、彼は絶対に「ダウン症」としてザックを見ることはないのです。ユーモラスで変わった仲間として彼と向かい合い、冒険をするのです。道中で出会う、黒人、他の荒くれも、決してザックをダウン症として見ない。ひょっとすると、彼らは《ダウン症》という言葉を知らないのかもしれない。ただ、確実に言えるのは、ザックを人間として見ているということだ。

現代人は、特に知識人になればなるほど、やれADHDだ、ダウン症だ、LGBTQだと言いたくなるのだが。それは人にラベルを貼り付けているだけではないだろうか?そして本作の善良な施設のお姉さんのように、一見正しいことをしているように見えて、実は多様性に断絶の壁を敷いているのではないだろうか?現代人は人間を人間として接することを忘れてしまったのではないだろうか?

そんな鋭い視線を、このユーモラスな旅路から感じ取りました。

また、本作で注目すべきポイントはナイジェル・ブラックの撮影にある。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの第二班として撮影のキャリアを積み、近年では『パパの木』といったアート作品から『デッドプール』といったMarvel映画の撮影までマルチに活躍するナイジェル・ブラックの撮影が素晴らしい。二人の距離感を象徴する、海辺や草原でのロングショット。泳げない彼が船に轢かれそうになる場面の緊迫感溢れるショットはどれも美しく、古き良き冒険活劇のワクワク感を思い出させてくれる。修羅場を丁寧にゆっくり撮ることで、1950年代のハリウッド西部劇の面影が滲み出てくる様は、現代人が昔に置いてきてしまった思考を取り戻すという本作のテーマに直結しており非常によくできていると感じました。

日本公開は未定ですが、銀座界隈できっと上映されると思います。それだけ素晴らしい作品ですので。
ま

まの感想・評価

4.2
好きなんですよねこういうの…

ダウン症のザックはプロレスラーになりたくて、レスラー養成学校を目指してパンイチで介護施設を脱出する。一切何も持たずに。

まず介護施設にいれば衣食住は苦労しないし、甲斐甲斐しく面倒を見てくれる介護士もいる。(しかもめっちゃ美人。ダコタ・ジョンソン。)

けどお金も身分証も持たず、パンイチで走り出すわけ!

対極的な存在であるタイラーとの出会い。二人の旅。

タイラーの過去。

カントリー音楽。

自作のイカダ。

ロケ地であるジョージアの風景。

どこか欠けていたタイラーを埋めるザック。

介護される存在だったザックが手触りのある生活を自力で得る。

フロリダへ向かうラストも今後それぞれがんばろうなって気持ちで映画館を後にできる。
たまに観返したくなりそう。
Naoki

Naokiの感想・評価

4.3
めちゃめちゃいい映画だった
めっちゃ笑ったし感動した
字幕があったらもっと面白かったのかなと思った
yuka

yukaの感想・評価

3.5
身寄りのないダウン症の子って老人ホーム(?)にいれられるものなのか。retirement houseみたいに言ってたのそういうことだよね?

「チョコレートドーナツ」といい「ピーナッツバターファルコン」といい、ダウン症についての作品に甘い名前つきがち?

これの撮影中にShiaがアルコール絡みで暴言沙汰とかで問題起こしてて公開が危ぶまれてたらしいんだけど。Zachary君が「君はもう有名だから良いけど、僕にはこの映画がチャンスなんだ」って言ってShiaがアルコール依存の治療して撮影続けたみたいな記事をどっかで読んで、それを知ると見え方が変わってくる😂😂ちゃんと俳優デビュー作が公開されて良かったね..

思わずアメリカの地図見てこんな列島(?)って言わんか。陸続きっぽいし。でもこんなとこあるのか?って確認してしまった。そしてアメリカの沿岸部おもしろいな?と気づいてしまった。本土からちょっと離れたとこに地味に陸が続いてるの??Googleマップじゃよくわからんから自分で行ってみたい..
そしてロケ地にEDでモスクワunitとインドunitって多分出てたんだけど。どこがどこでどこがどこ!??って見終わって気になってる..全部アメリカで完結してるわけでわないのおもろい。

笑える。けどみんな仲良くなるの早すぎひん?コミュ力高ぇな..ってびっくりした。



ネタバレ?になるけど

「僕について知って欲しいんだ。僕はダウン症なんだ。」って言われて「そうか」って軽い反応して、「わかったから名前連呼するのやめや?」って言って。その前もその後もダウン症なんて関係ないかのように接する彼が普通に好きだった。

彼自身があんな落ちぶれてしまった理由はたぶんあの酔った末の事故なんだろうけど。そこは濁すのね?っていう。登場人物について何も明確にはならないのうける。大事なのは個人じゃなくて繋がりなのかもしれないけど。人物のバックが曖昧すぎてこの人たちなにを背負ってるんだろう..っていうのがピンとこない。たぶん自分のイマジネーションが足りないだけだけど。


キャストメモ〜
・Zack役のZachary Gottsagen
賢い。もう最初から賢い。でも、なぜパンツwww服を先に出すとか..突っ込んだらだめか。

・Tyler役のShia LaBeouf
やりとげてくれて良かったわ。これを機会に生活改善してくれたらいいね😇いい演技してるんだけどな〜

・Eleanor役のDakota Johnson
綺麗。だし、これが世間一般の意見なんだろなっていう考え方のキャラクター。なんでもかんでもやってあげるのがその人の幸せかどうかはその人が決めたいよな。めちゃくちゃ簡単に考え方変えられてるの笑った。

・Salt Water Redneck役のThomas Haden Church
どーせ良い奴だとは思ってたけど。思った通りに動いてくれて笑った。

・Sam役のJake "The Snake" Roberts
プロレスあんま興味無いけど1回生で観てみたい。彼有名らしいな?

・Mark役のJon Bernthal
本当に彼ウォーキング・デッドのイメージしかなくて。自分の中で。だからこう、めっちゃ良い奴みたいな役してるとびっくりしてしまう。一瞬しか出てこないけど。
よかった。ユーモアに溢れていて、笑ってニコニコして基本的に幸せな映画だった。幸せすぎてちょっと物足りないかも?と思ったけどいやでもいいよね幸せで。元プロレススターのおじちゃん最高。すき。 終わり方もよい。
NY53
ザックと同室のお爺ちゃんの関係とか、タイラーの擦り切れた帽子とか、これまで生きてきた時間が感じられる演出が好きだった