風来坊

スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー/ビリー・ザ・キッド 孤高のアウトローの風来坊のレビュー・感想・評価

3.0
数々の西部劇で知られる、永遠の無法者ビリー・ザ・キッドと保安官パット・ギャレットの死闘を、新たな視点で描いた西部劇。

俳優として圧倒的な存在感で活躍しているヴィンセント・ドノフリオさんが監督と出演しています。俳優繋がりなのかキャストはイーサン・ホークさん、デイン・デハーンさん、アダム・ボールドウィンさんなど豪華。

娘のレイア・ジョージ・ドノフリオさんをキャリア少ないにもかかわらず、重要な役で起用は親バカ発動なのか(笑)

邦題ビリー・ザ・キッドを全面に出しているが、ビリーが主役の話ではないですね。原題のkidもビリーの事ではなく少年の事だと思います。
少年がキッドとギャレットに出会い成長と苦悩するお話。

ディン・デハーンさんのビリー・ザ・キッドは少年のあどけなさを残しつつも、アウトローとしての凄味があってグッドでした。
イーサン・ホークさんのパット・ギャレットも貫禄があり、キッドを追う執念が感じられました。

西部劇=銃撃戦を期待するとドラマ性の強いこの映画はつまらなく感じるでしょう。銃撃戦は多少ありますが、西部劇特有の物でなくリアル志向。
アクションよりも会話中心の静かめな展開。

それでもクライマックスの戦いは緊張感があって見応えあります。ビリーとの戦いより、その先がクライマックスというのは驚く。
確かに新しい視点でビリー・ザ・キッドとパット・ギャレットの物語を描いています。ただそれがちょっと余計に見えてしまうところもあります。

正統派の西部劇とは違いますが、なかなか見応えある西部劇ドラマでした。