クリーム

ブレイブ・ロード~名もなき英雄~のクリームのレビュー・感想・評価

3.8
解ってても涙腺やられる系です。途中、可笑しな所もありますが、感動の実話を元に国、人種を越えた素敵な作品です。
1951年、朝鮮戦争に国連軍として参戦したトルコの軍曹スレイマンが、北朝鮮軍によって戦災孤児となってしまった少女を戦場から連れ帰ります。少女をアイラと名づけ、部隊で暮らすうち、アイラはスレイマンをパパと呼ぶ様になり2人の絆は、深くなって行くのでした。




ネタバレ↓




スレイマンは、アイラに『戦争が終わったら、必ず迎えに来る』と約束し帰国します。親友アリを戦地で亡くし、恋人も彼を待ちきれず去った。最愛の娘アイラとの約束も進展しない。結婚した妻がとても良い人で、アイラを探す事に協力的だった。別れた恋人より断然良い人で、それはとても救いだったと思う。常にアイラの事を忘れた事は、なかったスレイマンだが、時は無情にも過ぎ、2010年、ドキュメンタリー制作者の支援で、2人は60年ぶりに再会を果たして幕を閉じます。
映画も感動しますが、ラストのご本人達の再開映像は、号泣もの。映画とは違いアイラさんにはご家族がいました。
とても感動する素敵なストーリーなのですが、映画としては、かなり荒い。スレイマンのピンチをアリ達が救うシーンやマリリン·モンローの慰問、東京観光は、いらなかった気がします。東京の描写が、今時、酷すぎます。舞妓さんの化粧が京劇みたいだったり、1951年にカリフォルニアロールがあったり街やホテルも中華Mix。無い方が良かった。ラストで感動させて貰ったので、多めに見ますけど…。ホント最後に全てを帳消しにしてくれるので、観て良かったとは思います。
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