でしょうかな

特捜部Q カルテ番号64のでしょうかなのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
3.6
1961年、ニーデという少女は従兄との交際を理由に、離島の矯正施設に隔離されてしまう。それから半世紀以上経った現在、あるアパートの隠し部屋でテーブルを囲む男女3人のミイラ化した遺体が発見された。遺体は12年前に他殺されたもので、アサドが他の部署に異動するまで残り一週間、特捜部Qは捜査に乗り出す。彼らはやがて、ある陰謀にたどり着く。

特捜部Qシリーズの4作品目。原作は未読だが、あらすじを読む限りではかなり改変されているようだ。
少し地味ながら手堅い出来が魅力の本シリーズだが、今回はまずミイラを大写しにするインパクトのある導入から始まり、過去から現在まで複数の社会問題を扱いつつ、秘密組織を暗躍させるという、これまでになくスケールが大きい物語。ただ、ちょっと事件の風呂敷広げすぎてまとめ方がおざなりになってしまっている印象。まあ、そっちは特捜部Qとは基本的に無関係だからなんだろうが。犯人とカールとの対話は好きだけど、アサドとはまだ素直になってねえのかよって感じもある。
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