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特捜部Q カルテ番号64のkyokoのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
4.1
移民問題もそうだけど、北欧のみならず日本でも起きていたある問題が焦点となる、シリーズの中でいちばん「あり得る」話。(ちなみにサイトやフライヤーに書かれているあらすじは、原作から引っ張ってきているらしく映画とは違っている)
これを100分にまとめるためにはラストらへんの「はかったようにそこに行く」都合の良さは致し方ないけれど、もうちょっと尺を伸ばしてもいいから丁寧に描いてほしかったな。

前作ではアサドの信仰を少しだけ理解するなど、カールとアサドの関係は前進したように見えたけれど、今作は「あれ?あまり変わってない?」という感じで、いつもは寛大にやり過ごすジェントルメン・アサドも匙を投げたか!?な雰囲気。

そんな心配をさせておいて、この終わり方はずるいよ~。
シリーズで初めて泣いてしまった。

実写化はもうないのかなあ。
この二人に会えないのは淋しすぎる……
アサドもああ見えて意外と熱くなるタイプであることはうすうす分かっていたけれど、今作ではっきりと露呈したしねw
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