あるマンションの一室の壁の中から、ミイラ化した、食卓を囲む死体が発見される。特捜部Qが捜査に挑む。北欧ミステリー・サスペンス作の『特捜部Q』シリーズ第4弾。キャストも続投し、特捜部の雰囲気は健在で、今作は各々が各々の個性にあった物語でもある内容はシリーズで確立されたキャラクターあっての面白さもある。事件を調べていくうちに、さらに闇に踏み込んでいく特捜部、そして、特捜部の想像を越える暗部に絡んでいく様は見応えがある。現在と過去を描く展開も、よりドラマ性が強調されて、ミステリーとしての面白みも増してます。