A

特捜部Q カルテ番号64のAのネタバレレビュー・内容・結末

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

"神に見捨てられ 政府に裏切られても 愛が勝つのか"
切り取られた生殖器が並べられた食卓を囲むミイラ化した3人の遺体。おぞましい事件の真相を手繰り寄せていくと、さらに恐ろしい社会の闇が浮き彫りとなってゆく。北欧らしい冷たいサスペンスでありながら、緊迫感のある派手な見せ場も用意されている。それでいて、犯人の告白、特捜部Qのメンバー3人の絆、移民問題に至るまで、終盤は節々に強い愛の力を感じさせる。お見事。
テーマは優生保護と、我が国も他人事ではない。
1話毎に物語としてしっかりと完結し、尚且つ登場人物の関係性は積み重なっていった、シリーズもののお手本のような『特捜部Q』。次作もあってほしい。
A

A