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ソウル・キッチンのpoemのレビュー・感想・評価

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)
3.7
いい意味でごちゃごちゃとした混沌たる設定だった。その構成がまさにソウルフルで、人間同士の本能、欲望、野望などの魂がぶつかりあうような印象を受けた。
ファティ・アキン監督の作品は、比較的短時間で表現したいことをダイレクトにぶつけるような物語進行に思え、見ていて気持ちが良い!
土地移譲の契約書を盗みに目出し帽を被ってオフィスに侵入するが、仰々しいのは見た目だけであって、「余計なものは盗むな!」と律儀な優しさを持っていたり、痛めた腰が原因で逃げ遅れるなど、憎めない可愛らしさがあってクスッと笑ってしまった。
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