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ソウル・キッチンのKSatのレビュー・感想・評価

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)
3.8
ハンブルクを舞台にシュニッツェルとか出す感じの汚い食堂を経営するギリシャ系のもじゃもじゃ頭と出所したばかりの兄貴を巡るコメディ、と書いたらいいのだろうか。

彼女が遠距離になったり、椎間板ヘルニアになったりろくなことがない中、アル中の天才シェフを雇ったらうまくいきましたって噺かと思ったらそうでもないし、言うほど料理したり食ったりする場面ないし、急に店で乱痴気始まるし、突然ネタみたいな感じでウド・キアー出てくるし、最後は「え、そっち?」ってなるけど、テンポがめちゃくちゃ良くて見ていられるからまあまあ楽しい。

全然ギリシャ系じゃないはずのモーリッツ・ブライプトロイがギリシャ系ドイツ人であるアダム・ブースドゥーコスの兄貴を演じているが、全く違和感がないし、むしろめちゃくちゃ似ているのがスゴい。いつも見かける度に思うけど、この人はめちゃくちゃ顔が濃いよな。

ちなみに、亡くなった彼のお母さん・モニカ・ブライプトロイもチラッと登場。
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