ポケ文太郎

ノベンバーのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

ノベンバー(2017年製作の映画)
4.5
2017年 エストニア🇪🇪

ギリギリ劇場で鑑賞できました

アンドルス・キヴィラフクが2000年に発表した『Rehepapp ehk November』が原作の東欧ダークファンタジー、大人のための寓話

冒頭のに登場する「グラット」という悪魔と契約して手に入れる精霊の姿を見た途端「絶対!好きな話だ」と確信しました

モノクロの映像が本作の世界観にベストマッチ
まるで動く絵本を見ているようです
その映像美とは裏腹にお話はかなり不思議で嫌らしいです

ベースは身分違いの恋のお話
舞台はエストニアの寒村、その村の青年が領主の娘に恋焦がれ、ついには悪魔と契約を結んでしまいます
そんな青年のことを一途に思い続ける村の娘、思いは届かないのか…
どちらの娘も美人で少々青年がうらやましい

『ムカデ人間』のディーター・ラーザーが出ていますが悪魔じゃなくて領主の役でした

最後は幻想的でロマンチックな雰囲気
そこに至るまでの世界観が独特で怪しくて素敵でした
ポケ文太郎

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