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ジョン・レグイザモのサルでもわかる中南米の歴史のkissenger800のレビュー・感想・評価

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通りすがりでも8割は笑えるだろ、と思ったらいいところ7割で、その7割だって見栄を張った数字じゃないのかおまえは誰に見栄を張ってるんだ。
などと思わぬ反省を強いられたりもしましたが、字幕に載らないレベルでも下ネタは分かる、エスニックジョークもまあ分かる、分からないのは時事的な、たとえば「年俸に釣り合う働きをしなかったセスペデス」ってNYメッツ外野手の固有名詞とか向こうの学校ジョークとか、レグイザモの今のポジションが不明なので何でウケてるんだ、とかそういうところでしたね。
テーマである中南米の歴史は、アステカ王国のモクテスマ2世とエルナン・コルテスのエピソードが初耳だったぐらいで本当に基礎でしたが、移民国家におけるマイノリティが自分たちの歴史を学ぶ困難とか、われわれにはちょっと想像できない機微があるわけで、その空気が伝わってくる意味で個人的には良い教材でした。

ジョン・レグイザモは『ボクらを見る目』(2019)って実話ベースのドラマでひとりだけほかの出演者と所属するリーグが違う。
って破壊的にすばらしい演技を披露していたとき、呆然とした記憶が最も新しいのですが、ずいぶん古くから知ってる気がするのに出演作がほぼ思い出せない。『サマー・オブ・サム』(1999)あたり、近々見返したいところ。
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