dowaikiは家にいる

アンカット・ダイヤモンドのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
4.0
いい…すごくいい…
もともとアダム・サンドラーあんまり観てないからコメディのイメージ無いのも手伝って。
ダイヤモンドちゃうやんオパールやん!という部分で初回ひどく注意を削がれたので2周した。原題は『Uncut Gems』。

金とギャンブルに取り憑かれ一攫千金を狙いそれ以外全てを軽視する異常な人間の視野の狭窄が怪しすぎる雑居ビルの宝石店の密室というシチュエーションと重なって観るものを終始不穏で不安定な状態に置く。アブナイ世界の人間関係もユダヤの血縁も妻も愛人も旬を過ぎたアスリートセレブ(ケビン・ガーネット本人!)の意味不明な信心も全部が絡み合いながら1点に集結する運びが見事。狂気と破滅の物語。

ほんとずーーっと喋ってるの主人公のハワード。そんな人たまにいるじゃん?不安なのかな?とかね。

ジュリアを助ける松崎しげる並に真っ黒な顔面の富豪のウェイン、あれ本人役?でWayne Diamondって人なんだって。ここでダイヤモンド…ややこしわ!