メガさわ

ブルーアワーにぶっ飛ばすのメガさわのネタバレレビュー・内容・結末

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

世代的にも、テーマ的にも
切実すぎる。
これ、刺さる人には本当に刺さる
映画だと思います、特に20〜30代くらいのひと
かくいう自分も腹を抉られました…
ヒィ

ギクーッてなること言ってくる
スナックのママとか…
冷蔵庫にいっぱいになった
コンビニおにぎりとか…
家族に何も言えねえ感じとか…
小さい頃自由帳に書き殴った漫画とか…
見舞いに行きたくない気持ちとか…
全部生々しい…
なんだろう
生々しいものから目を背けたいのに、
実はちゃんと少しずつ向き合ってる
主人公も良い。
ダサかっこいいラストシーン、
振り返ったときの演技とか
特にすごかったです。
堰を切ったように、知らないふりをしていた感情と向き合うとき、確かにこんな感じになる。

架空の人物だったのかあ、キヨちゃん。
この、最後に明かされる仕掛けもとても良かったです。
自分は鈍いので全く気づかなかった…。
いつも痛いところを突いてくれて
何歩か先を行ってくれる相方
妄想したことあるなあ、うう…

苦しかったです、
もちろん、良い意味で。
なのに、映画館出た後は
よっしゃって思える素敵な映画でした
茨城のブルーな空気の画が、脳裏に焼き付いた。

やっぱり
切実さが溢れる映画はかっこいい。
メガさわ

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