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ブルーアワーにぶっ飛ばすのワンコのレビュー・感想・評価

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)
4.2
頑張れ!自分!
気持ちを片方に寄せて、必死でそれをキープしよう、キープしようとしてると、なんか別の自分がいて、俯瞰して眺められてるように感じるのは、分かる気がする。
嫌味言ったり、笑われてたり、呆れられてたり…。

そいつは、そんなに自分を肯定して生きてく必要ないんじゃない?みたいな顔してる。

うるせぇーって思って萎える時もあるけど、かえってやる気の出る時もある。
なかなか面白い。
確かに、奴は、昼と夜との間、ブルーアワーの曖昧な、ちょっとメランコリックな時間帯に潜んでる気もする。

大学の亡くなったゼミの恩師が、「亡くなった友人が、いつも変わらず、自分に語りかけて、励ましたり、戒めたり」と言っていたが、それとおんなじかもしれない。僕には今や、亡くなったゼミの恩師も加わって…、めんどくさかったり、ありがたかったり。

ところで、先般、テレビで、茨城にはとても便利な「いやーどーも!」って言葉があって、ありがとうとか、すみません以外でも、驚いたとか、うれしいとか、他にもいくつかの感情を表す際に簡略的にものすごい頻度で使われるそう。
理由は、茨城は、実は昔のメインの街道から外れてて、対外的に接触の多くなかった農村部で、顔とか表情とか見てるだけで分かり合えてたという背景があって、発達した簡略表現だそうです。
ある意味、やっぱりというか、結構面倒くさいエリアですね、茨城(笑)!
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