なんとなくジャケット写真に惹かれて鑑賞。
LGBTQである主人公が、自分らしくありのままでいられる場所を求める姿は、セクシャリティ関係なく、きっと皆そうだと思う。
たとえ家族から否定されたとしても、受け入れてくれる人がいるってことも。
どこかドキュメンタリーのように見えるのは、
監督が実際に目にした光景を元にしているからなのだろう。
誰にも打ち明けられない心の声を表すときに、
突然ミュージカルになるという描写でなければ、ドキュメンタリー映画(風)にもなりえたのかな。
という一方で、内に秘めた気持ちを全身でミュージカルとして表現するしかなかったのかなとも思う。
オーディションで選ばれたという主役は、初めての演技とは思えないくらい自然で素敵だった。