2049

サムライマラソンの2049のレビュー・感想・評価

サムライマラソン(2019年製作の映画)
1.0
どうやったらこんな映画が取れるんだというレベルで酷い。最近観た映画で一番酷いかも。

最早何を描きたいのか全く分からないレベルで主題さえ無駄なシーンにまかれ見えなくなっている。

冒頭の黒船来航のシーンから「ここいる?」という無駄極まりないシーンが連続。難しい顔をして写真を眺めたり、ウィスキーを飲み干したりする豊川悦司。本筋に一切関係ないこんなシーンにトヨエツって…無駄遣いとは正にこのこと。

竹中直人もイスケも、小松菜奈演じる雪姫の家出も本筋を語る上でノイズでしかない。
竹中直人のコミカルな演技はなんなの?竹中直人のアドリブ?一貫してシリアスな劇中で浮きすぎていて不自然でしかない。

着ぐるみみたいなやたら唸るクマの登場には思わず失笑。

時代劇に全くそぐわないひたすら喧しい音楽もダサすぎる。

植木や辻村のパシリ侍、小次郎といった隠密達はいったいどのタイミングで藩とり潰しを知ったの?藩主から集合かかった時点で藩とり潰しに動いたのかと思ったら植木が唐澤の手紙のせいだと認めてるし。幕府が行う藩とり潰しなのにたった10人程度の刺客だけなのもおかしい。少数精鋭部隊かと思いきやめちゃくちゃ弱いし。

早とちりで藩とり潰しの危機を招いた唐澤が関所であっさり引き返すのも笑える。"ミスは許されない"という父親からの教えをナレーションで観客に見せた直後にこんな重大な凡ミス…一人の早とちりでいったい何人藩士死んだのよ。

終盤になってスローモーション多用してマラソン感をごり押ししてくるのもそれまでの積み上げが何一つないせいで寒いギャグにしか見えない。

何より酷いのが殺陣…アクションコーディネーターいなかったのか、それともいてこれなのか。そもそもアクションシーンが少ないのに手に汗握るようなシーンも全く無い。鈍臭くころころ転げ回るばかり。
撮影も酷いし編集も酷い。

最後の最後まで何一つ良いところがない。こんな映画撮ってしまったら監督はもう仕事無くなるんじゃないか。心配になる。