ブルームーン男爵

国家が破産する日のブルームーン男爵のレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
3.7
韓国が1997年に経済破綻し、IMFの管理下に入る様子を描く。トップ企業も次々と倒産し、自殺者が多数出て韓国は悲惨なことになった。起きたのは20年少し前だ。なかなか出来た映画だが、ずっと同じ調子でやや眠くなったのも事実。

しかし、IMFに救助してもらいながら、背後にいる米国までも批判的に描く”被害者面”には恐れ入る。IMFに助けてもらう以外の選択肢があったのか。

朝鮮は、事大主義で、前政権・前王朝・前宗主国の正統性が否定される。ムン政権で親北路線を突き進んでおり、米国からの離反が加速している。もしこのまま韓国がレッドゾーン入りすれば、反米化するだろう。そんな前兆が、本作に出ているように思われる。