パエリア太郎

国家が破産する日のパエリア太郎のレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
4.6
どんな映画よりスリル・ショック・サスペンスでした!!!

あちらこちらで定期的にバブルが弾けるんですね!!
僕が自覚してるのはサブプライムローン問題ですが、学習しないというか、実態のないお金って来る所まで来ないと気づけないもんなのですかね?

IMF管理下に入ること、モラトリアム宣言どちらが正解なのか僕みたいに経済と政治に疎いものには分からないですが、
誰かが苦しんでる時の火事場の大泥棒
大企業と資本家は得をして、パンピーには我慢と泥水を浴びせるという政策は覚えがあり
グローバル経済ですよ?ソレが正解ですってお国が提示してるように見えますよね。

ナウい話だとコロナで経済活動が縮小して耐えてる人に、ある程度の自己責任を強いて
標語のように言う「コロナに負けるな!」
って言葉は個人ではどうにもできない部分が多すぎて、、、鎖鎌や空手でコロナを倒せますか?と思いました。

未曾有の経済危機を前にして劇中、末端の事業者が言う「耐えた人間が必ず勝つ」という台詞は、このタイミングで観るとあまりにも重く響きますよね。

滅多に考えないことを考えるきっかけになったり、勉強にもなり、経済危機を通した多角的な視点とストーリーがエンタメとしても超面白かったです。
パエリア太郎

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