kiko

国家が破産する日のkikoのレビュー・感想・評価

国家が破産する日(2018年製作の映画)
4.1
1997年のアジア通貨危機。
韓国での通貨危機を史実+フィクションで、ワクワクする見応えある仕上がり。 

危機を機会と捉えチャンスを掴み未来と大金を手にする者。

身を挺し国を守ろうとする者。

通貨危機の渦に巻き込まれ散りゆく者。

〆のキム・ヘスのセリフで、この作品グッと締まった。

ツボは、交渉前にIMF側から韓国側へ「合意内容を覆さないという覚書を頂きたい」と、釘をさされていたシーン。Wow!何故わかってるの〜。と。(笑)

「国を守れるのは大企業」この基本理念は、現在も揺らがず。

韓国のGDPの84%は64グループの大企業でまかなわれているそう。が、雇用影響力は、10%前後。
そりゃあ皆必死で、「大企業」「官僚」「起業」「外国で働く」
を目指すってのもわかる。

「大企業」と、「その他」の賃金格差が大きすぎ。中間層が減少してるってのもわかる。
極端だけど「一握りの大金持ち」又は「パラサイト」的な。
まぁ、今は日本も全てにおいてかなり危ういですが。

あれから23年経ち2020年。又、日韓通貨スワップ…となるか‥なぁ‥。いろいろ問題山積&文氏がアレだし、アレだわなぁ…。。
kiko

kiko