彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールドの作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド2018年製作の映画)

They Shall Not Grow Old

上映日:2020年01月25日

製作国:

上映時間:99分

4.0

あらすじ

「彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド」に投稿された感想・評価

KOTA

KOTAの感想・評価

4.5
カラーになってからの「リアル」感がすげえ
映像技術とかも含めてピータージャクソン監督だからこそできた傑作ドキュメンタリー
1917と合わせて観れてよかった
Yuta

Yutaの感想・評価

4.0
生々しかった。プロパガンダでたくさんの若者の命を奪った政治家はどう思うのか?犠牲の上に成り立つ正義感はいらない。
hikarouch

hikarouchの感想・評価

4.0
100年前の戦争が、100年後の現在と地続きになる。これはピージャク監督とスタッフ達の偉業だ。

これまでに見てきた第一次大戦の映像は、白黒で、動きがカクカクでやたら速くて、無音だった。だが、この映画ではそれに色をつけ、フレーム間をソフトウェアで補完し、再生速度もリアルタイムになるよう制御し、読唇術からアフレコすることで、当時のリアルな様子を再現している。テクノロジーと地道な作業の為せる魔法だ。資料レビューだけで1年もかけたとのこと。
にも関わらず、ピージャクは本作を無償で作成したらしい。なんたる。

「1917」でみた塹壕戦のリアルな姿が、目の前に広がる。玉砕覚悟の突撃、敵からのマシンガン掃射、行く手を阻む鉄条網、見方からの爆撃、最後は白兵戦。まさに地獄。
近代戦を全く知らなかった彼らは、戦場がそのような阿鼻叫喚の地獄だなんて、想像すらできていなかった。

しかし、一度戦闘が止んでみると、捕虜にとったドイツ兵たちは、鬼でも悪魔でもなく、自分たちと何ら変わらない若者たちだった。おれたちは何のために殺し合っていたのか、という虚しい問いが彼らを捉える。
結論は100年前にとっくに出ていた。
国と国の争いは人間を悪魔に変えるが、個人個人では友達にもなれる。

国に帰った彼らを待っていたのは、称賛でも感謝でもなく、差別と無視だった。心身に傷を負った若者たちは、家族からも厄介者扱いされた。元の世界に、彼らの居場所はなかった。彼らが輝ける場所は、戦場にしかなかった。
このあたりは、ハートロッカーやアメリカンスナイパーでも描かれていた。PTSDと、構造的な戦場中毒の誘発。
戦場にしか生きる意味を見いだせない、悲しい若者たちもまた、戦争の重大な被害者だった。
帝国戦争博物館に所蔵されていた第一次世界大戦(西部戦線)の撮影映像にカラーリング、効果音を加え本物の戦争の恐怖を復元。

世界的な危機を目の前にしておこる国全体の異様な興奮状態、死と隣合わせの状況でも生の楽しみを見出そうとする若者兵士達、事が終わって重くのしかかる虚無感、喪失感。これらを100年前の兵士達による実録ナレーションと共に鮮明に蘇らせた本作では、あくまで戦闘の再現に留まる1917とは比較にならない程の臨場感を体験できる。

タイムリーな話題について個人的な見解から物申すのは好きではないので敢えて触れないが、100年後の今でも人類は本質的に変わっていないという事を改めて実感した。

映画は生きている。
ブッチ

ブッチの感想・評価

4.1
戦争を体感する作品。

炎628も同様であるけど、私的にはこちらの方が良かった。

自分の父が戦争に行ってきたのでその体験を聴くと、もう少しマシな部分と悲惨な部分があるが、大体こんな感じだった。
鑑賞後、どっと疲れ、眠気が、
小学生の頃、平和の授業で戦争の映像見せられるといつも具合悪くなってドロップアウトしてたな、、

英国兵100万人が死んだ第一次大戦の記録だそうで。

映像がカラーで修正されて、音もついて、その生々しさがすごかった。
死んでいくのは、多くの10代の若者。
動機は皆が行くから、臆病者に思われたくないから、戦意高揚の宣伝に踊らされて、19歳と年を偽り、映像も見るからに子供が映る。

入隊したら、体重も身長も伸びたって場面もあって、貧しい生活している人たちも多かったんだろうな。

毒ガス、機関銃、火炎放射器、急襲肉弾戦の殺し合い、埋め尽くす死体を踏んで歩かないといけない酷たらしさ、塹壕の劣悪な環境、地獄でしかない。

それでも、戦争したがるのが人間なのかとも思ってしまう。
とにかく戦争に一歩でも近づくようなことは反対だし、愛国心とか言って権威をそのまま受け入れていくこと、内面化していくことは危険だと改めて肝に銘じたい。

帰郷後、誰も理解してくれないとなるのは本当に悲しい。ランボーだよ。
ニコ

ニコの感想・評価

4.7
なぜ戦争に志願したのか?
腰抜けと思われたくなかったし、仲間を裏切りたくなかった・・・。

広告やメディアによる戦意高揚、戦争に志願する男ってかっこいいよね!流行ってるよね!逆に行かないのは臆病で腰抜けだよね!そんなふうに世の中の空気を醸造していくんだな・・・

教科書で見るだけではわからないトイレ問題、衛生面、壊死した足、そして実際の戦場とその瞬間に兵士が感じていたこと、こんなに臨場感をもって観た戦争映画は初めてだった。

1番怖いなと思ったのは、あれだけ戦争に行くことがかっこいいと謳ってたくせに、帰ってきたら兵士たちが社会に全く必要とされなくなっているということ・・・戦争の話すら聞いてもらえない・・・地獄だろこんなの。

国家は国民ひとりひとりなんてなんとも思ってないというこの世の真実。抗うためにはつねに臆病者の烙印を押されることに屈しない勇気が必要だ!
ヌ

ヌの感想・評価

4.0
邦題をもっと原題に寄せて欲しかったな。