ホイットモア大統領

バイバストのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

バイバスト(2018年製作の映画)
3.3
かすり傷でも負おうものなら、120%の確率で感染症にかかるだろうスラム街(村?)が舞台の、フィリピン製アクション映画。

警察 vs. 麻薬組織 vs. 住人の三つ巴の戦いなんだけど、住人は警察と麻薬組織の板挟みにブチ切れているだけであり、殺しで応酬できないのがミソ。

この設定のお陰で主人公たちの行動が制限され、さらなる危機感・緊張感を生み出しているが、アクション映画なのにスッキリできないのも事実。
終始夜のシーン、かつ入り乱れ過ぎて誰が誰だかわからなくなるのも残念ポイント。コトが始まるのに40分、トータル127分てのも長い。『ザ・レイド』はこの辺が上手かったんだなと再認識しました。

フィリピン文化には詳しくないけど、麻薬撲滅隊の訓練で自分勝手な行動をとった挙句、説教中に反論した美人主人公に対し、背後から至近距離で実弾を撃ち込む隊長がスパルタ過ぎて焦る。それなのに主人公、全く反省してなくて笑ったww

文化といえばその昔、パブで「フィリピンの音楽はアコースティックがメインだよ。」と教えてもらったんだけど、EDにガチめのラップ・メタルがあってビックリ笑