あん

Fukushima 50のあんのネタバレレビュー・内容・結末

Fukushima 50(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと興味があるぐらいの気持ちで鑑賞。壮絶でした。
想定外の津波から命がけで原発を守る人々。

観に行くまで"Fukushima50"の言葉も意味すら知らずにいたのが恥ずかしくなりました。
現地雇用の方々どんな気持ちだったんでしょう。
あるのが当たり前だった
安全なエネルギーだと言われていた
家族を支えてきた
そんな原発がまさか自分たちの街を奪うなんて。
「放射能を撒き散らしてしまった」
長く働いてきた、原発と育った、作業員の方々それぞれの想いがあったと思います。
どんなに大変なことが起きてもあの場所から離れないという使命感も、一刻も早く逃げたいという危機感も大変よく理解できました。

桜は人のために咲いてるんじゃないけど人は桜に何か想いを重ねてしまう、と佐藤浩一さんが舞台挨拶でおっしゃっていました。
最後に桜並木のシーン、帰宅困難地域の桜は誰も住めなくなってしまっても綺麗に咲き誇っていてそれがさらにぐっときます。
あん

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